盆栽といえば頭に思い描くのが、ボールで盆栽の鉢を割ってしまうカツオ。大事な盆栽を割られて怒る波平さん。サザエさんちの庭に、盆栽を置く2段か3段の台がありますよね? 波平さんは中々の盆栽マニアと見ました。以前は盆栽に対して「年寄りくさい」というイメージがあったのですが、よくよく見ると若い子にも受けそうなかわいらしいものもあるのですね。中でも「マン盆栽」などは風変わりで年配の方よりもむしろ若い人向きの盆栽ですね。盆栽を見る目が変わってきました。自分も小さい盆栽をやってみようかという気が起きてきました。
盆栽は鉢の中で植物を育てていくのですが、ほかの鉢植えの植物と大きく違うのは自然の中にある物のミニチュア版みたいなところでしょうか。見上げるほど大きな松の木が、小さな鉢の中でその姿を再現する。小さな大木、それを自分の手で作り上げ観賞する。それが盆栽の魅力ではないでしょうか。大きくならないように芽をつんだり、余計な葉や枝を切り落とし、鉢の中で大木に仕上げていくのです。なんだかとてもロマンがあって素敵なことだと思いませんか? 自分も盆栽の魅力を知りませんでした。こうして色々な資料、色々な盆栽を見ていくうちに、どんどん盆栽の魅力に引き込まれていきます。大木のミニチュアだなんてかわいらしいと思いませんか?
盆栽に大きさの基準はありませんが、盆栽の大きさで呼び方の違いはあります。25センチまでの小さなものはミニ盆栽や小品盆栽と呼ばれます。35センチまでのものは貴風盆栽、60センチまでが中品盆栽、61センチ以上が大物盆栽と呼ばれ、91センチ以上あり、何人かで持てる大きさまでを大型盆栽と呼びます。初心者が、大きくならないように管理して育てていくのは難しいと思われますので、試行錯誤しながらも自分に合った大きさを探していくのもまた楽しいものです。観葉植物や花などと違い、成長したからといって同じ姿になることのない盆栽。自分の育て方次第でどんな形にも成長していくのです。中には樹齢が100年を軽く超える盆栽も存在します。育て方次第で何年も何十年も鉢の中の小さな大木は生き続けるのです。
人気の盆栽といえばやはり基本中の基本、松でしょう。実を観賞するものでしたらヒメリンゴ、花は梅やさつきに人気が集まります。葉を観賞するのでしたらもみじやカエデが人気です。盆栽をはじめるときは園芸店に行くでしょう。できれば専門店などだと詳しいことを教えてもらえます。様々な盆栽が販売されていますので目移りするかもしれませんが、見た目ではなく、自分が育てやすいものを選びましょう。盆栽ばかりではなく、鉢にこだわるのもいいですね。せっかく見事な盆栽でも、足元の鉢がみすぼらしいのではせっかくの盆栽の魅力も半減してしまいます。
絵画ではなく盆栽の美術館です。栃木県にある盆栽美術館〜高木コレクション〜は盆栽や鉢の展示・販売はもちろんのこと盆栽や鉢のレンタルも行っていて、盆栽の指導までしてくれます。わからないことがあればこの美術館を訪れたときに聞いてみてはいかがですか? また、盆栽の手入れも請け負い、盆栽や鉢の鑑定までしてくれます。盆栽のなんでも屋さんみたいなところですね。東京にある高木盆栽美術館は、盆栽の木を休ませるために2004年から休館しています。
マン盆栽とは変なネーミングですが、この盆栽はもしかしたら年配の方には向かないかもしれません。マン盆栽とはパラダイス山元を家元に、盆栽とフィギアのコラボレーションされた作品をいいます。テレビや雑誌などでも紹介され、なんと小学生の間でブームが起きたこともありました。昔からあった盆栽の世話に加え、テーマなどを決めて盆栽にフィギアを添えるものです。「巨人の星第2弾」と題されたマン盆栽は、松の木の傍らで抱き合う星飛馬と伴宙太の姿を表現しており、「祝成人式」という作品では見事な松の盆栽を背にして立つ振袖姿の女の子が佇んでいます。マン盆栽は盆栽の中にもストーリーがあるのです。マン盆栽をはじめるには、やはり盆栽の知識が必要ですし、フィギアを作成する腕も必要でしょう。盆栽の傍らに手持ちのフィギアを置いてみてもいいかもしれませんね。難しそうに見える盆栽ですが、成長して形が出来上がってくる様の喜びは素晴らしいものでしょう。安い盆栽からはじめてみませんか?
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